中国事情最前線

5月14日から始まった江東区文化センターの講座「中国事情最前線」。

オリンピックや万博を控え、世界中から注目を集めている中国。
隣国でありながら、その素顔は意外と知られていないのでは?
この講座では、中国を理解するためのヒントを硬軟おりまぜて、お話しします。

と言う、紹介文で受講生を募集。
企画自体は、去年の晩秋に立ち上がっていたのだけれど、
募集時期には「餃子事件」「チベット暴動」などがあり、受講生は
集まるのか?と心配もされたけれど、20人を越える申し込みがあり、
無事開講した。

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全部で8回の講座は、
① 中国を理解するための基礎知識~中国人のこだわりや、数字の見方
② 食は中国にあり!~四大料理、各地のお茶やお酒、習慣やマナー
③ 注目!住宅事情~中国ならではの不動産選びのポイント
④ 乗り物いろいろ~自転車からリニアモーターカーまで。
⑤ 学校・仕事・アフター5~教育制度や人気の職業、買い物事情
⑥ 北京オリンピックを知る~概要、マスコット、みちのり
⑦ 北京オリンピックを楽しむ~競技、中国の注目選手、会場、北京ガイド
⑧ 2010年上海万博、始動!~概要、上海、江南地方のみどころ

受講生は、まさに老若男女。
皆さん、私を「先生」と呼んでくれるけど、3名を除いては、
私より先に生まれた、人生の大先輩ばかり・・・
でも、こんな若輩者の話を熱心に聴いてくださり、
7月16日(水)無事終了!

欲張りな私は、毎回、情報を詰め込みすぎて次回にテーマを
持ち越すこと度々。

オリンピック開催まで1ヶ月を切った今でも、
隣国のビッグイベント、晴れ舞台に冷ややかな雰囲気が漂う。

「空気が汚いんだって?」の言葉の裏に
「俺ら、キレイだもんね」と言う優越感とか
「失敗すればいいのに」と言った、
いじわるなニュアンスを感じ取ってしまうのは、
私の心が汚れているからだろうか?

優しい気持ちで「空気が汚いんだって?」と聞けば
「日本は、先に発展したから大気汚染や公害病もあったけど、
今は克服したよ。困ったことがあったら、俺に聞いてくれよ。」
と影の声も聞こえるのかな。

確かに中国にも問題はたくさんあると思う。

親としての自覚や資格を持って子供を持つ人がどれだけいるだろうか。
子供を持って、初めて親としての責任感が芽生える人も多いと思う。

経済が発展し国民が皆、豊になり、腐敗も汚職も無く、礼儀正しく、
国際ルールーもしっかり守り、隣国とも争うことなく、
相手の価値観を充分認め、世界中から立派な国だ!
と慕われている国があるだろうか。

世界中が注目するイベントを成功させることによって自覚を持ち、
問題が解決するかもしれない。

オリンピックを通じて、いつの日か中国が真の大国になった時、
隣国、日本のお陰だよ・・・と思ってもらえるような、
関係だったらいいなと思っている。

どんな関係を築くかは、やっぱり外交官やエライ人たちが
作りあげるものでなく、一人一人の庶民が作り上げていくものだと思う。

小泉元総理が靖国神社に参拝に行っていた頃、中国に行くとタクシーの
運転手さんや列車に乗り合わせた人に、
「日本人は、皆、小泉を支持しているのか?」よく異口同音に訊かれた。
「支持している人もいるし、そうじゃない人もいるよ」と答えると
安心したように「そうだよね。どこも庶民は平和が好きさ。」というような
答えが笑顔と共に返ってきた。


誰にも、どんな国にも良いトコロも悪いトコロもあると思う。

日本だって、袖の下で先生になる人もいるかもしれないけど、
まじめに頑張ってる先生だってたくさんいる。

判らなければいい、儲かればいいと、チョロまかす食品業者もいれば、
お客さんの喜ぶ顔を励みに良心的にやってる人だってたくさんいる。

中国のどんなところを見るかで、印象はだいぶ違うと思う。

「中国のことを好きになってください」なんて思ったことも考えたことも無い。
ただ、「そんな見方もあるんだー」と思ってもらえたらいいな。
と思って、講座を始めた。

毎回のテーマを決めたのはいいけれど、スケールが大きくて
1回あたりA4、2枚にまとめるのは、けっこう苦労した。
講座でしゃべる2倍も3倍も時間を要した。

でも、終了後のアンケートを見て、
「中国に対する見方が変わった。」
「知らなかったことを知ることができた。」

この時期に、「中国に行ってみたくなった。」
と言う書き込みをしてくれた人も複数いた。

講座をやってみて、本当によかったと思う。ほっとした。

そして何よりの収穫は、受講生のほとんどである
人生の先輩達の姿を見て「学ぶって素敵!私も何年かしたら
また、いろいろ学んでみたいな」と思えたこと。

受講生のみなさん、ありがとうございました。
何年かしたら、机を並べて一緒に勉強させてくださいね。

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